子犬・保護犬のクレートトレーニングガイド
新しい家族を迎えるのは、とても特別なこと。元気いっぱいの子犬でも、ちょっと臆病な保護犬でも、「安心してくつろげる場所」を用意してあげることが大切です。
クレートは、うまく取り入れることで犬にとって居心地のよい“巣穴”のような空間になり、トイレトレーニングやお留守番の練習にも役立ちます。
ここでは、日本のご家庭でも実践しやすいステップ式のクレートトレーニング方法を、わかりやすくまとめました。
🐾 クレートトレーニングのメリット
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トイレのしつけに役立つ:犬は寝床を汚したくない本能があるため、トイレの場所を覚えるサポートに。
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お留守番が上手になる:短時間から練習することで、安心してひとりで過ごせるようになります。
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落ち着ける空間になる:来客時や掃除のときにも、犬が自分からクレートに入って休めるように。
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移動時に便利:病院や旅行の際にも、クレートに慣れていればストレスが少なく済みます。
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災害時の備えにも:避難先での安心できる場所としても、クレートが役立ちます。
🏠 ステップ①:クレートを選ぼう
まずは、犬のサイズに合ったクレートを用意します。
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中で立ち上がって方向転換できるサイズが目安。
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子犬の場合は仕切りが付いていて、成長に合わせて調整できるタイプもおすすめ。
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金属製・プラスチック製・布製など、種類もさまざま。犬の性格や使い方に合ったものを選びましょう。
🌟 ステップ②:クレートに慣れさせる
最初はクレートを無理に使わせず、家の一部として自然に置いておきます。
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静かで落ち着ける場所に設置(でも孤立させすぎない場所)。
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中にブランケットや愛用のおもちゃを入れてあげましょう。
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入り口を開けておき、おやつを中に置いてみるなど、自然に興味を持たせます。
💡 ポイント:強引に中に入れないことが大事です。犬の好奇心を信じて。
🍽 ステップ③:ごはんで良い印象をつける
次に、食事の時間をクレートと結びつけます。
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最初はクレートの入り口付近にお皿を置いて食べさせます。
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徐々に奥に移動させ、クレートの中で食べることに慣れさせましょう。
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ドアは開けたままでOK。無理に閉めず、安心感を育てます。
🚪 ステップ④:扉を短時間だけ閉めてみる
クレートの中でリラックスできるようになったら、少しずつステップアップ。
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おやつやおもちゃを使って中に誘導し、数秒だけ扉を閉めてみます。
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落ち着いていれば開けて、たくさんほめてあげましょう。
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少しずつ時間を延ばしていきます。
※ クンクン鳴いたときにすぐに出すと「鳴けば出してもらえる」と覚えてしまうので、静かになってから開けるのがコツです。
⏳ ステップ⑤:お留守番練習をスタート
次は、短時間のお留守番の練習へ。
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最初は部屋を離れて1~2分だけ。
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戻ったら静かに接し、落ち着いた行動にごほうびを。
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少しずつ時間と距離を伸ばしていくことで、ひとり時間も安心して過ごせるようになります。
❌ よくあるNGポイント
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罰として使わないこと:クレートは「叱られる場所」になってはいけません。
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長時間入れっぱなしにしない:子犬は特に、トイレや遊びの時間が必要です。
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焦らず、犬のペースで進めること:個性に合わせて柔軟に対応しましょう。
🐕 クレートは「安心できる自分の場所」
クレートトレーニングは、「ルールを押しつける」ためではなく、犬にとっての安心できる居場所をつくるためのステップです。
特に保護犬や引っ越してきたばかりの犬にとって、静かで落ち着ける場所があるだけで心が安定します。
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